7月は、夏の日差しと子どもたちの笑顔が保育室いっぱいに広がる月です。
プール遊びや水遊びが始まり、外遊びにも熱気と活気があふれる一方で、熱中症や感染症への備えが欠かせない時期でもあります。
七夕の短冊飾りや夏祭りなど、季節ならではの行事を通じて、子どもたちの期待感と達成感がぐんぐん育まれます。
そのため7月のおたよりは、「夏の遊びの楽しさを伝えること」だけでなく、暑さの中での健康管理や、夏の行事を共に楽しむ保護者へのメッセージが求められます。
本記事では、園だより・クラスだよりにそのまま使える7月のおたより文例を、書き出し・タイプ別・年齢別・テーマ別に整理しました。
文章が硬くなりすぎないコツや、夏の忙しい時期でもスムーズに書けるポイントもあわせて解説します。
7月のおたよりは何を書く?【夏の始まりと行事の時期ならではの考え方】

7月のおたよりが「大切な月」になる理由(プール・行事・熱中症対策)
7月は、子どもたちが夏の感触を全身で楽しみ、友だちや保育士と一緒にわくわくを共有する月です。
プールの水の冷たさに歓声をあげたり、七夕の願い事を一生懸命考えたり、スイカの種をぷっと吹いてみたりと、夏にしか出会えない体験が広がります。
おたよりを通して「夏だからこそできる保育」の豊かさを伝えることで、保護者も安心してわが子の夏の成長を見守れます。
7月のおたよりで大切にしたい3つの視点(体験/健康/つながり)
7月のおたよりでは、次の3つを意識すると内容がぶれにくくなります。
✅ 体験:水遊びやプール、七夕など夏ならではの活動で広がる子どもたちの気づきを伝える
✅ 健康:熱中症や食中毒など、夏特有の体調管理の大切さを共有する
✅ つながり:汗をかきながら一緒に過ごす中で、友だちや保育士とのやりとりが豊かに育まれていることを伝える
この3点を意識することで、「今」と「これから」の両方をバランスよく伝えられます。
詰め込みすぎない・形式的になりすぎない文章バランスのコツ
7月はプール開き・七夕・夏祭り・お泊り保育など話題が多く、つい長文になりがちです。
💡 エピソードは1〜2つに絞り、子どもの具体的な言葉や行動を中心に書くことで、読みやすく温かみのある印象になります。
熱中症対策に触れる一言を添えるだけで、保護者の心に届くおたよりになります。
【書き出し】7月のおたより文例アイデア集
気候・季節感を取り入れた書き出し(夏空・ひまわり・セミの声)
ひまわりが空に向かって大きく咲き誇り、セミの声が夏の訪れを告げる季節となりました。
季節の描写を入れることで、7月らしい明るく活気あふれる印象を与えられます。
子どもの姿を取り入れた書き出し(水遊びへの期待・七夕の様子)
「プール、はやくやりたい!」と毎朝目をキラキラさせて登園してくる子どもたちに、担任もわくわくが止まりません。
「お星さまに届くかな」と短冊に願い事を書きながら、真剣な表情を見せてくれる姿がとてもほほえましい7月です。
子どもの具体的な姿を入れると、保護者が情景を思い浮かべやすくなります。
7月らしい少し長めの書き出し文例
園だより向け
照りつける太陽の下、子どもたちの元気な声が園庭に響く夏がやってきました。
水遊びや七夕、夏の自然観察など、この季節ならではの体験を通じて、子どもたちはひとまわり大きく成長していきます。
クラスだより向け
「水遊びはいつ?」「七夕の飾り、もう作る?」と毎日のように聞いてくる子どもたちの姿に、○○組担任もエネルギーをもらっています。
「スイカは何色だと思う?」と話すだけで歓声があがるこの季節、夏の楽しさを一緒に思いきり味わっていきたいと思います。
【タイプ別】7月のおたより定番文例
園生活・水遊び・プールの様子に関する文例
待ちに待ったプール遊びが始まりました。
最初は水を怖がっていた子も、友だちの笑顔につられて少しずつ水に慣れ、今では自分からバシャバシャと楽しんでいます。夏ならではの開放感の中で、子どもたちの表情が日々生き生きと輝いています。
行事・節目に関する文例(七夕/夏祭り)
七夕に向けて、子どもたちが短冊に願い事を書きました。
「ケーキ屋さんになりたい」「ずっと元気でいたい」と、一人ひとりの個性があふれる願い事が笹を彩っています。
星に願いを込める子どもたちの真剣な表情に、保育士も温かい気持ちになりました。
健康管理・夏の体調管理への配慮文例
夏は気温が高く、熱中症や食中毒が心配な時期です。
こまめな水分補給と帽子の着用を徹底しながら、子どもたちの顔色や体調の変化を見逃さないよう配慮してまいります。
ご家庭でも体調の変化にお気づきの際は、お気軽にお声がけください。
時候の挨拶として使える文例
真夏の太陽が輝き、子どもたちの笑顔も一段とまぶしく輝く7月となりました。
セミの声が賑やかに響き、子どもたちが夏の空気を体いっぱいに感じている7月です。
【年齢別】クラスだより用・7月のおたより文例
0歳児クラス向け文例
水の感触に目を丸くしたり、水面をそっと手で触れてみたりと、感覚を通じた夏の発見が増えている7月です。
室内では涼しい環境の中で、音楽遊びや感触遊びを取り入れながら、一人ひとりのペースで楽しい時間を過ごしています。保育者とのやりとりの中で、笑顔や声がどんどん豊かになってきました。
1歳児クラス向け文例
「みず、つめたい!」と手を伸ばして喜ぶ姿がとてもかわいらしい7月です。
水遊びでは感触を楽しみながら、少しずつ自分でカップに水をくんだり、じょうろで水を流したりと挑戦する姿が見られます。
暑い日も元気いっぱいに過ごせるよう、こまめに休憩をとりながら夏を楽しんでいきたいと思います。
2歳児クラス向け文例
「たなばた、おほしさまにおねがいする!」と得意げに教えてくれる場面が増えた7月です。
絵本で覚えた言葉を実際の場面で使おうとする姿に、言葉の育ちを感じます。暑い日も「お水やりたい!」と自分から積極的に取り組もうとする意欲が育まれています。
3歳児クラス向け文例
七夕製作では、折り紙の飾りをはさみで切ったり、短冊に自分の願いを描いたりしました。
「ぼくはほしになりたい!」「わたしはプリンセスになる!」と豊かな想像力で話してくれる姿がとても素敵でした。
友だちと一緒に飾る喜びを感じながら、3歳児らしい豊かな表現が育まれています。
4歳児クラス向け文例
プール遊びでも、子どもたち同士で「こうしたら楽しいよ」とアイデアを出し合いながら遊びを進める姿が見られるようになりました。
「みんなで水かけっこしよう!」と声をかけ合う様子に、4歳児ならではの協力する力の育ちを感じます。
7月も、一人ひとりの考えを大切にしながら、みんなで楽しめる保育を心がけていきます。
5歳児クラス向け文例
七夕の由来を聞いて「織姫と彦星って本当にいるの?」と目を輝かせながら質問する姿が頼もしい7月です。
「知りたい」「もっと調べたい」という気持ちが、学びの土台になっています。
夏休みを前に、この好奇心と活力を大切にしながら、充実した夏を一緒に迎えていきたいと思います。
【テーマ別】7月ならではのおたより+α文例集
保護者への励まし・共感を伝える文例
夏の時期は、着替えの多さや日焼け止めの準備、水着のご用意など、毎朝の支度が大変になる時期でもあります。いつも丁寧に送り出してくださっている保護者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
お子さんの「今日もプールやるかな」という楽しみにしている気持ちを、園でもしっかり受け止めながら過ごしていきます。
保護者の皆さまも、どうぞ暑さに負けず体調にお気をつけてお過ごしください。
夏の生活に関するお知らせ文例
夏は汗をかきやすく、濡れた衣服が体を冷やすこともあります。
着替えを多めに準備いただくとともに、吸湿性の高い素材の衣服を着せていただけると助かります。
園でもこまめに様子を確認しながら、快適に過ごせるよう努めてまいります。
7月の行事・季節ネタ文例
7月は、七夕(7月7日)や海の日など、子どもたちの夢や自然への興味を広げてくれる日が並んでいます。
園では、七夕飾りづくりや夏の生き物探し、水遊びや色水遊びなど、季節を体で感じる活動を取り入れていきます。
水の冷たさ、砂の感触、セミの声——五感を使った体験を大切にしながら、7月ならではの保育を楽しんでいきたいと思います。
【締め】7月のおたより結び・まとめ文例集
クラスだよりの締め文例
暑い日も子どもたちの笑顔はいつも太陽のように輝いており、毎日元気いっぱいに過ごしています。
「できた!」「見て!」という声がどんどん増えていく様子を、保育士も一緒に喜んでいます。
これからも一人ひとりの発見や気づきを大切にしながら、夏を思いきり楽しめるクラスをつくっていきたいと思います。
園だより向けの締め文例
保護者の皆さまのご理解とご協力のおかげで、子どもたちは夏の時期も生き生きと過ごすことができています。
厳しい暑さが続く時期でもありますので、どうぞご自身の体調もお大事にお過ごしください。
7月も職員一同、子どもたち一人ひとりの成長を支えてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
7月のおたよりをスムーズに書くためのポイント
詰め込みすぎないコツ
7月は行事や季節ネタが多く、「全部伝えなければ」と力が入りがちです。
💡 無理に盛り込もうとしなくても、今月いちばん届けたいメッセージを3つまでとあらかじめ決めてから書き始めることが大切です。
書く内容を絞ることで、文章がまとまりやすくなり、読み手にも伝わりやすくなります。
毎年使い回せる「7月テンプレ」の作り方
7月のおたよりは、毎年似た内容になるからこそ、自分なりの型を作っておくと負担がぐっと減ります。
おすすめの基本構成は以下のとおりです。
- 水遊び・プールの様子:夏の時期ならではの遊びや子どもたちの挑戦
- 季節エピソード:七夕や夏の虫など、7月の自然と触れ合う子どもの姿
- 健康・生活への言葉:熱中症対策や着替えなど、夏ならではの保護者へのお願い
この流れを意識するだけで、来年度以降も迷わずスムーズに書けるようになります。
7月に避けたいNG表現・注意点
夏の時期ならではの配慮も忘れずにおきたいところです。特に次の点には注意しましょう。
- 「暑いからかわいそう」という表現
暑さを否定的に捉える言葉は避けましょう。「暑い日だからこそ水遊びが気持ちよく楽しめます」など、プラスの視点で伝えることが大切です。 - 熱中症対策を一方的にご家庭のせいにする表現
「管理をお願いします」という言い方より、「一緒に見守っていきましょう」という協力の姿勢が保護者に伝わりやすくなります。
ちょっとした言葉選びの工夫で、誰にとっても心地よいおたよりになります。
まとめ|7月のおたよりは「体験」と「健康」を届ける
7月のおたよりは、夏という特別な季節だからこそ生まれる子どもたちの豊かな体験を伝えながら、暑さの中で頑張る保護者の気持ちに寄り添うための大切なコミュニケーションです。
「暑くて大変」と思いがちな時期だからこそ、改めて子どもたちがこの季節をどう楽しんでいるかをていねいに言葉にすることが、保護者の安心と信頼につながります。
すべてを完璧に書こうとしなくても大丈夫です。子どもたちの今の姿を丁寧に伝え、共感の言葉を添え、7月への思いで締める――それだけで、十分に心のこもったおたよりになります。
本記事で紹介した文例やポイントを参考に、先生ご自身の言葉を少しだけ添えながら、園やクラスらしい7月のおたよりを作成してみてください。