5月は、新しい環境に少しずつ馴染み、子どもたちの笑顔が増えていく、頼もしい月です。
ゴールデンウィークをはさんで生活リズムが乱れやすく、連休明けには登園しぶりが再燃する子もいるなど、子どもたちだけでなく保護者にとっても、安堵と不安が入り混じる時期といえるでしょう。
そのため5月のおたよりは、「子どもたちの成長した様子を伝えること」だけでなく、連休明けの揺れに寄り添う言葉や、この時期ならではの保護者へのメッセージが求められます。
本記事では、園だより・クラスだよりにそのまま使える5月のおたより文例を、書き出し・タイプ別・年齢別・テーマ別に整理しました。
文章が硬くなりすぎないコツや、連休をはさんだ忙しい中でもスムーズに書けるポイントもあわせて解説します。
5月のおたよりは何を書く?【新生活が落ち着き始める時期ならではの考え方】

5月のおたよりが「大切な月」になる理由(慣れ・連休の揺り戻し・成長の実感)
5月は、子どもたちが新しい環境に慣れ始め、自分らしい姿を発揮し始める月です。
4月には泣いて登園していた子が笑顔で走り込んでくるようになったり、自分から友だちを誘って遊び始めたりと、変化が目に見えてくる時期です。
おたよりを通して「子どもたちがどのように育っているか」「連休後の揺れにどう向き合っているか」を共有することで、保護者も安心してわが子の変化を見守れます。
5月のおたよりで大切にしたい3つの視点(成長/安心/共感)
5月のおたよりでは、次の3つを意識すると内容がぶれにくくなります。
この3点を意識することで、「今」と「これから」の両方をバランスよく伝えられます。
詰め込みすぎない・形式的になりすぎない文章バランスのコツ
5月は子どもたちの変化が多く、つい長文になりがちです。
エピソードは1〜2つに絞り、子どもの具体的な言葉や行動を中心に書くことで、読みやすく温かみのある印象になります。
連休明けの気持ちに触れる一言を添えるだけで、保護者の心に届くおたよりになります。
【書き出し】5月のおたより文例アイデア集
気候・季節感を取り入れた書き出し(新緑・こいのぼり・爽やかな風)
青空にこいのぼりが気持ちよさそうに泳ぐ、清々しい季節となりました。
季節の描写を入れることで、5月らしい明るくのびやかな印象を与えられます。
子どもの姿を取り入れた書き出し(慣れてきた様子・友だちとの関係)
「先生、見て!」と元気いっぱいに駆け寄ってくる姿が、日々増えています。
「一緒に遊ぼう」と自分から声をかける様子に、たくましい成長を感じる5月です。
子どもの具体的な姿を入れると、保護者が情景を思い浮かべやすくなります。
5月らしい少し長めの書き出し文例
園だより向け
こいのぼりが青空を泳ぎ、新緑の風が心地よい季節となりました。4月のドキドキがやわらぎ、子どもたちの笑顔があふれる毎日が続いています。
クラスだより向け
ゴールデンウィーク明け、元気な顔で登園してきてくれた子どもたちに、ほっとしている○○組担任です。
「遊園地に行ったよ!」「おじいちゃんに会えた!」と、お休みの話をうれしそうに聞かせてくれる姿がとてもほほえましかったです。
【タイプ別】5月のおたより定番文例
園生活・慣れてきた様子に関する文例
新しいクラスの生活にも、少しずつ慣れてきた子どもたちです。
自分から準備をしようとしたり、友だちに声をかけたりと、たくましい姿が日々見られるようになりました。
行事・節目に関する文例(こどもの日/春の遠足)
こどもの日にちなんで、クラスでもこいのぼりを飾りました。子どもたちの健やかな成長を願いながら、季節の行事を一緒に楽しんでいます。
健康管理・連休後の生活リズムへの配慮文例
連休明けは、生活リズムが乱れやすい時期です。
早寝早起きや食事のリズムを意識しながら、無理なく園生活に戻れるよう、ご家庭でもサポートをお願いいたします。
時候の挨拶として使える文例
若葉が芽吹き、風も清々しいこの季節、子どもたちの笑顔もひときわ輝いています。
空高くこいのぼりが泳ぎ、子どもたちの元気な声が心地よく響く5月となりました。
【年齢別】クラスだより用・5月のおたより文例
0歳児クラス向け文例
連休明けも、保育者の顔を見てほっとした表情を見せてくれる子どもたちです。
少しずつ生活リズムが整い、機嫌よく過ごせる時間が増えてきました。保育者との関わりの中で、安心した笑顔をたくさん見せてくれることが、毎日の喜びです。
1歳児クラス向け文例
ゴールデンウィーク明けも、元気に登園してきてくれた子どもたちにほっとしています。
外の空気が気持ちよい季節になり、園庭での遊びをますます楽しんでいます。砂場や滑り台で体を動かしながら、友だちと一緒に笑い合う姿が日ごとに増えてきました。
2歳児クラス向け文例
「もう○○できるよ!」と誇らしそうに見せてくれる場面が増えた5月です。
自分でやってみようとする気持ちがどんどん育ってきています。うまくいかなくて悔しそうにする姿も、成長の証。一人ひとりの挑戦を温かく見守っていきます。
3歳児クラス向け文例
友だちの名前を覚えて呼び合い、一緒に遊ぶ姿がよく見られるようになりました。
こいのぼり製作では、シールを貼ったり色を塗ったりと意欲的に取り組む様子が見られました。「見て、できた!」という誇らしそうな笑顔がとても輝いていました。
4歳児クラス向け文例
遊びの中でルールを伝え合ったり、自分たちで問題を解決しようとする姿が増えてきました。
年下の子に優しく声をかける場面もあり、少しずつ「お兄さん・お姉さん」としての自覚が育まれているように感じます。5月も、一人ひとりの力をのびのびと発揮できる時間を大切にしていきます。
5歳児クラス向け文例
最年長として、日々頼もしい姿を見せてくれる子どもたちです。
遠足の準備でも自分から考えて動こうとする姿が見られ、保育士も刺激をもらっています。就学に向けた期待を胸に、充実した5月を一緒に過ごしていきたいと思います。
【テーマ別】5月ならではのおたより+α文例集
保護者への励まし・共感を伝える文例
新年度が始まってひと月が経ちました。送り出す毎朝、保護者の皆さまもさまざまな思いを抱えていらっしゃることと思います。
連休明けに「また行きたくない」と言う場面があっても、それも成長の過程のひとつです。いつでも気になることはお気軽にお声がけください。
保護者の皆さまと一緒に、子どもたちの毎日を支えていけることを、職員一同うれしく思っております。
連休明けの生活に関するお知らせ文例
長いお休みの後は、生活リズムが乱れやすい時期です。
早寝早起きや食事のリズムを整えながら、無理なく園生活に戻れるよう、温かくサポートしていきたいと思います。ご家庭でのご協力もどうぞよろしくお願いいたします。
5月の行事・季節ネタ文例
5月は、こどもの日をはじめ、春の自然を感じる活動が盛りだくさんです。
園では、こいのぼり製作や春の生き物探しなど、季節を体で感じる活動を取り入れていきます。外の風の気持ちよさ、草花の香り、虫との出会いなど、五感を使った体験を大切にしながら、5月ならではの保育を楽しんでいきたいと思います。
【締め】5月のおたより結び・まとめ文例集
クラスだよりの締め文例
4月から積み重ねてきた毎日が、少しずつ子どもたちの自信につながっています。
「できた!」という笑顔がどんどん増えていく様子を、保育士も一緒に喜んでいます。これからも一人ひとりのペースに寄り添いながら、あたたかいクラスをつくっていきたいと思います。
園だより向けの締め文例
保護者の皆さまのご理解とご協力のおかげで、子どもたちは毎日生き生きと過ごすことができています。
新年度の疲れが出やすい時期でもありますので、どうぞご自身の体調もお大事にお過ごしください。5月も職員一同、子どもたち一人ひとりの成長を支えてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
5月のおたよりをスムーズに書くためのポイント
詰め込みすぎないコツ
5月は子どもたちの変化が多く、「全部伝えなければ」と力が入りがちです。
しかし、無理に盛り込もうとしなくても、今月いちばん届けたいメッセージを3つまでとあらかじめ決めてから書き始めることです。
書く内容を絞ることで、文章がまとまりやすくなり、読み手にも伝わりやすくなります。
毎年使い回せる「5月テンプレ」の作り方
5月のおたよりは、毎年似た内容になるからこそ、自分なりの型を作っておくと負担がぐっと減ります。
おすすめの基本構成は、
- 成長報告:4月からの変化・できるようになったこと
- 連休エピソード:登園後の子どもの様子や言葉
- 今後への言葉:5月の活動や保護者への一言
この流れを意識するだけで、来年度以降も迷わずスムーズに書けるようになります。
5月に避けたいNG表現・注意点
連休明けならではの配慮も忘れずにおきたいところです。特に次の点には注意しましょう。
- 「もう慣れましたね」という決めつけの表現
連休後に揺り戻しが来る子もいます。「少しずつ慣れてきています」など、余地を持たせた表現が安心です。 - 子どもの適応を比較する表現
慣れるペースは一人ひとり違います。「みんな少しずつ自分のペースで過ごしています」といった表現を心がけましょう。
ちょっとした言葉選びの工夫で、誰にとっても心地よいおたよりになります。
まとめ|5月のおたよりは「成長」と「共感」を届ける
5月のおたよりは、新しい一年のスタートから一歩進んだ子どもたちの姿を伝えながら、連休を経た保護者の気持ちに寄り添うための大切なコミュニケーションです。
「もう慣れたはず」と思いがちな時期だからこそ、改めて子どもたちの小さな変化や頑張りをていねいに言葉にすることが、保護者の安心と信頼につながります。
すべてを完璧に書こうとしなくても大丈夫です。子どもたちの今の姿を丁寧に伝え、共感の言葉を添え、5月への思いで締める――それだけで、十分に心のこもったおたよりになります。
本記事で紹介した文例やポイントを参考に、先生ご自身の言葉を少しだけ添えながら、園やクラスらしい5月のおたよりを作成してみてください。